せかいや

いまいるここを、おもしろく http://sekai-in-the-box.appspot.com/

クックパッドに入社しました&クックパッド辞めます&エンジニア辞めます&会社員辞めます&ブログ辞めます

 
■topic
I will say you bye-bye.


すみません、タイトルのとおりです。

 
1月1日にクックパッドに入社して、
『転職エントリというものを書いてみたいな』と思う間もなく、
早4ヶ月で会社を辞める運びとなりました。

展開早いです。
Rubyの勉強を始めてからまだ1年も経っていない、とかびっくり。

 
えーっと、色々諸々がまだ上手く言語化できていません。
書けないこともたくさんあるし、申し訳ないという思いが先に立って、何かを表現することがすごく難しいです。

 
■入社の経緯
『食卓は人生を作る』と強く思っていたし(今も)、何よりも、前職からすごく尊敬して大事に思っていた先輩がクックパッドに入社したことが大きかったです。
こういう記事とか、"師匠" でこのブログを検索して出てくるやりとりを少しでも見ることがあれば、師匠がどんなに自分に労力を掛けてくれていたかが伝わるかもしれないです。
こんなに理想の師匠がいて羨ましいと書かれたこともあったけれども、私もそう思います。

個人的な話になりますが、自分は「一緒にやる人がいれば頑張れる」タイプで、「人」に対する執着心がものすごく強いタイプです。
それはおそらく、18の時に家出をして東京に来て、全くの一人ぼっちで数ヶ月を生き延びた経験が根底にあるのだと思いますが、今はその話はちょっと置いておいて、、

とりあえず、そういう自分が「"エンジニア"としてどうモチベーションを保つのか」という問に、きちんとした正解が出せなかったことが今回の結果かなと思います。

 
色々諸々が上手く書けないですね。
"すみません" しか出なくて、ダメですね。
今はまだ、あり得たかもしれない可能性を考えてくよくよしてしまう毎日です。
弱虫者です。

 
ご迷惑をお掛けしました。

 
今後の話もしたいけれどもまだ少し難しいみたいです。
「エンジニア」ではなく「食」に従事していきたいと考えているので、
したがってこのブログの以降の更新はありません。

すごくもったいない気もするけれど("こんなに頑張ったのに!"って)、
クックパッドから貰った大きな気付きは「やりたいことをやれ」というもので、
私はこの気付きが得られただけでも、入社して数ヶ月を過ごして本当に良かったと思っています。それは、色々あったけれども、掛け値なしに本当の感情です。

 
今までの自分は「大手企業で働いていないと死んでしまうんじゃないか」と本気で思っていたし、
"いい大学/いい会社/いい仕事/いい伴侶/いい子供/女らしさ"、そういう全ての手札を手に入れて、その上 少しでも高得点の札を手に入れるゲームにどっぷりハマっていた、ゲームを降りたくてもどうやって降りたらいいのかわからずにいた感じがします。
この辺りの感覚は女性のほうが共感してくれるかな。女性は「母・妻・女」の全てのカードのバランスが見えにくくて、でも少しでも点数を上げたくて毎日を生きている人が多いと思います(周りと話していても)。

女性でありながら理科系のむつかしい大学に入って、大企業に入って、若くして子供も産んで、更に勉強を重ねて転職して、、っていうインフレーションの中で、「もういい加減にしてくれ」「どうして誰も褒めてくれないんだ」という薄ぼんやりした気持ちがありました。
でも「誰かに褒めて欲しい」という感情は、本当に好きなことをやっていたら起こらないものです。現状に加えて「"エンジニア"として、"もっと" "ずっと" 頑張れ」というのが自分には背負いきれなかったのかなと思います。

頑張り屋の性格で、地頭が壊滅的に悪いわけではない自分は、エンジニアとして期待されればそれなりに応えてしまえるかもしれないけれども、こういった展開となったこともあり、本当にやりたいことに挑戦しようと思います。それが、"こんなに頑張ったのに!"ってあえて思わない理由です。まあ、頑張るくらいは普通だし。。

 
なんだかんだ言って、一番は師匠に褒められたかったんだろうな。
そうやって考えるとこのブログはぐるっと回ってラブレターみたいなものかもしれない。
こんな結末になった以上、褒められるどころか怒られることすら叶わなくなってしまったけれども。


ご愛読、ありがとうございました。

このブログのアイコンが「浮き輪」だったのは、何をしていいのか分からず何者になれるのかも分からないままITの海で遭難していた自分が、ぱっと思いついたものだったのですが、今も気に入っています。皆さんとのやりとり一つ一つが "浮き輪" でした。


今後何かありましたら(なくても)、
sekaiya.blog@gmail.com
までご連絡頂ければ幸いです。

早ければ来年の秋頃、小さな食堂を開く予定です。
名前は "未来食堂" です。

荒唐無稽な話ですね。でも多分自分なら出来ます。

 
短い間でしたがありがとうございました。
そしてすみませんでした。


 
またいつか、再会しましょう。